鉄道STATION

トップページTRAVELER〜旅の軌跡〜旅のサポート>「乗りドク列車」の定義


TRAVELER
「旅」の定義
・「乗りドク列車」の定義
上手な「旅」の仕方
「乗りドク列車」の定義
  ■それ、本当に「乗りドク列車」!?
  

 乗りドク列車の存在は皆さんもご存知の通り。それを初めて知ったとき、一度は乗ってみたいと調べてみたことがあるだろう。しかし、これもまた何か勘違いしている方がしばしいらっしゃると思うのも事実だ。そのそも乗りドク列車とは、通常特急列車として使用されている車両を普通列車として運転する列車がときたまある。これに普通乗車券のみで乗車するからこそ「乗りドク列車」というのだ。「普通乗車券のみで乗車するからこそ」が重要なのである。ネット上の鉄道ファンの乗車記を閲覧していると、この重要なポイントを落としてしまっている方も少なくないようだ。
 具体例を挙げると、東京駅7:24発の東海道線普通電車伊東行き(521M)に「土・日きっぷ」で乗車することであろう。「土・日きっぷ」は特急列車の普通車自由席に乗車することが可能な切符であるため、いくら185系車両とはいえ普通列車に乗車してしまうのでは利用切符の特典が活かせず、決してお得とは言えない。同区間に同じく185系による特急踊り子号や、指定券を発行することにより251系のスーパービュー踊り子号に乗車できるということを踏まえれば、速達性や車内販売などのサービス面から乗り損列車ではないかとすら思ってしまうのだ。

  ■「乗りドク列車」認定は使っているきっぷ次第で決まる!!
  

 先ほどの、東京駅7:24発の東海道線普通電車伊東行き(521M)を例にさらにご説明しよう。これに「土・日きっぷ」で乗車するのはお得とは言えないというのはお分かりいただけただろうが、青春18きっぷをはじめとする「普通乗車券」のみで乗車すれば、大いに「乗りドク列車」と呼んで正解である。通常ならば、シートも硬い通勤電車に乗らなければならない東海道線区間で、特急踊り子の車両に乗車することができるのだ。これは実にうれしい列車である。

 他にも183系車両にどの切符で乗車するかによってもこれは変わってくるであろう。183系といえば、特に首都圏ではもう特急列車運用から引退し、現在では波動用として主に団体列車などに使用されている。これが時たま臨時快速列車に使用されることもある、乗車券のみでこれに乗車できれば、それは「乗りドク列車」と呼べるであろう。首都圏の183系は定期特急運用からは引退したものの、大きな改造は行われておらず、車内はリクライニングシートが並ぶ。その大半が簡易リクライニングシートであるが、乗車券だけで乗れるため嬉しいもの。欲を言えば、一部の車両には元クレードアップあずさなどで使用されていた指定席のシート「フリーストップ・リクライニングシート」がそのまま残されていて、こちらに座ることができれば快適さは倍増!!目的地まで格安・快適な移動空間が実現する。

 しかし、やはりこれはあくまでも快速(普通)列車運用に限るということは忘れないでいただきたい。首都圏の183系は、多客期などを中心に特急列車の増発用に臨時特急列車として使用されることも少なくない。少なくとも「これは「乗りドク列車」とは言えない』ということは理解していただけるであろうが、それだけではない。プラマイゼロを通り越して「乗り損」になってしまうのではないかと考えられる。
 そもそも首都圏の183系が特急運用から引退した理由は、車両の老朽化だけでなく設備面でのサービス不足なども挙げられる。それを踏まえ後継となる新型車両を導入しているのだから、格下げされた車両に現役車両と同じ特急料金をわざわざ払うのは、いささか損した気分にならないだろうか。「乗車券のみで乗っている」からこそ、「乗りドク列車」と呼べるのではないだろうか。ただし、これは特急列車にだけ当てはまるものであり、快速列車でも指定席に乗車する際の指定券(510円)は「着席を約束してくれる」という意味合いであり特急料金とはまた別の話であると考えている。

  ■超メジャー!!乗りドク列車の王道をご紹介♪

 ではここで管理人が認定する主な乗りドク列車を紹介しよう。ここで挙げるのは、ご存知の方も多い非常にメジャーなものばかりだが「乗りドク列車」を楽しむ上では必ず知っておきたい列車なので載せておくとしよう。
※尚、ここで紹介されている列車は2009年3月現在の情報であり、既に運転取り止めとなっている場合もあるため、乗車される際は事前に調べていただくことを推奨致します。

◆373系9両(大垣車両区)
【東海道本線321M 東京(5:20)→静岡(8:43)】
【東海道本線338M 静岡(19:30)→東京(22:43)】

 東海道本線で、東京〜静岡間を唯一直通運転している列車はなんと乗りドク列車!!「長距離利用者のための列車」と呼んでも全く過言ではないその運行時間帯は、首都圏発の中部・関西方面利用者にオススメだ。着席は、東京から乗車すれば問題ないが、近距離利用も多いので特にターミナル駅では狙い目だ。

◆185系12両(田町車両センター)
【東海道本線521M 東京(7:24)→伊東(9:48)】

 首都圏から熱海・伊豆方面への格安の行楽に便利!!臨時列車が運転されない限り、東京・新宿発車の特急(スーパービュー)踊り子号のどの列車よりも伊東へ先着するため非常にお得。日曜日には15両編成に増強して運転される(いずれも後寄り5両は熱海止まり)。

◆183系6両(豊田車両センター・大宮車両センター)
【中央本線「ホリデー快速河口湖号」】
【「1号」新宿(8:14)→河口湖(10:20)】【「3号」大宮(8:18)→河口湖(10:56)】
【「2号」河口湖(15:43)→新宿(18:04)】【「4号」河口湖(14:47)→大宮(17:22)】

 土曜・休日の運転が中心の臨時列車。首都圏から山梨県東部への行楽に非常に便利な列車。新宿発の1号にのみ指定席が連結されている。座席は始発駅から乗車すれば問題ないが、途中駅から乗車される際は指定席をとることを強くお勧めする。

◆215系10両(田町車両センター)
【中央本線「ホリデー快速ビューやまなし号」
【9591M 新宿(9:06)→小淵沢(11:59)】【9592M 小淵沢(16:17)→新宿(18:53)】

 土曜・休日の運転が中心の臨時列車。首都圏から山梨県中・西部への行楽に非常に便利な列車。全車2階建ての列車だが、自由席は当然乗車券のみで2階にも乗車できる。多客期には千葉まで延長運転されることもある。

◆485系6両(新潟車両センター)
【東北本線「快速フェアーウェイ号」
【8521M 新宿(6:24)→黒磯(9:02)】【8544M 黒磯(17:24)→新宿(19:50)】

 ほぼ毎土曜・休日運転の臨時列車。全車指定席であるものの、車内は同新潟車両センター所属の485系3000番代とモケット違いの快適シートが用意されている。特急列車が運転されていない区間だけに、非常にお得な列車だ。

◆485系6両(新潟車両センター)
【信越本線「快速くびき野号」】

 新井・直江津から新潟方面への利用者向けの快速列車。特急みのり号を快速列車に格下げしたもので、運用固化された専用編成であるものの、上沼垂色の485系1000番代が使用される。グリーン車や指定席も連結されており、ニーズに合わせ上手に着席することができる。

◆189系6両(長野車両センター)
【信越本線「普通妙高号」(2号に限り快速列車)】

 直江津〜長野間で運転される信越本線の列車名つきの普通列車。車両は旧あさま色の189系が使用されている。指定席も連結されているが、短区間乗車が多いため自由席で上手に着席チャンスを狙いたい。

◆485系6両(仙台車両センター)
【磐越西線「快速あいづライナー号」】

 郡山〜会津若松間で運転される定期列車である。運行開始当初は定期2往復・臨時1往復だったが、このほど3往復とも定期列車化された。車内は東武鉄道直通の485系車両と全く同じ設備で足まわりも広く、特急と同等の快適感である。


トップへ戻る
Copyright (C) 2005-2009 鉄道STATION All Rights Reserved.

inserted by FC2 system